「介/个/ヶ/け/ケ/界/堺」成り立ち


最終更新: 令和6年3月8日

 

【介】【个】【ヶ】【】【ケ】【界】【堺】

 元々は「介在」の「介」という言葉を表していたと考えられます。人があいだに挟まる形です。

 

 

解説


 1876年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/870104/1/4>

 1879年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/762161/1/40>

 

 上の字は「介」です。

 

 1936年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1034701/96>

 

 上の字は活字のゴシック体の「介」です。


 1871年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/776919/16>

 1878年『活字総数目録全』([府川 2005] 図4-76-1 から引用)

 1917年『四號明朝活字総數見本全』「萬葉假名」51頁, 東京築地活版製造所, 印刷圖書館蔵, 蔵書NO: Za334.

 1936年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/3450600/1/306>

 

 上の字は活字の平仮名の「け」です。

 

 1887年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/877881/46>

 

 上の字は活字の平仮名の「げ」です。

 

 1842年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/2546438/1/13>

 1425年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/2540639/1/16>

 

 上の字は「个/ヶ」です。

 

 1878年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/791768/2>

 

 上の字は活字の明朝体の「个」です。

 

 1884年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/763201/35>

 

 上の字は活字の漢字の「ヶ」です。次のような言葉に使います。

  • 「関ヶ原 (せきがはら)」
  • 「二ヶ月 (にかげつ)」
  • 「四ヶ (よんこ)」
  • 「六ヶ敷 (むつかしい)」
  • 「八ヶ間敷 (やかましい)」
  • 「押付ヶ間敷 (おしつけがましい)」
  • 「ヶ程 (かほど)」
  • 「ヶ様 (かよう)」

 

 1912年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/898589/1/44>「白銅一ヶを」

 1886年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/880484/1/66> 左頁15行目「ヶ程」

 1883年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/879808/18> 「ヶ様〱」

 

 1903年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/854017/8>

 1903年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/854017/1/15>

 1917年『四號明朝活字総數見本全』「片假名及び附属物」50頁, 東京築地活版製造所, 印刷圖書館蔵, 蔵書NO: Za334.

 

 上の字は活字の片仮名の「ケ」です。

 

 1801年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1286890/3>

 1926年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/922474/31>

 

 上の字は「界」です。

 

 1953年『用字用語例』([文部省 1964] から引用)

 

 2000年『表外漢字字体表』([文化庁 2000] から引用)

 

 

 

参考文献


 府川充男 (2005)『聚珍録 第三篇: 假名』三省堂.

 文部省 (1964)『公用文の書き方: 資料集』(国語シリーズ No.21), <https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/series/21/21.html> 2020年3月18日閲覧.

 

 

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