「也/や/ヤ/や/ナリ/なり」成り立ち


最終更新: 令和6年1月19日

 

【也】【や】【ヤ】

 

 

解説


 1938年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1218461/84>

 

 上の字は活字の明朝体の「也」です。

 

 1886年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/880084/54>

 1903年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/854017/1/15>

 

 上の字は活字の平仮名の「や」です。

 

 1903年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/854017/11>

 1903年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/854017/1/15>

 

 上の字は活字の片仮名の「ヤ」です。

 

 1878年『活字総数目録全』([府川 2005] から引用)

 1917年『四號明朝活字総數見本全』51頁, 東京築地活版製造所, 印刷圖書館蔵, 蔵書NO: Za334.

 

 上の字は活字の平仮名の「や」です。

 

 井田 (1909) は、「や」の変体仮名として「ひだりや」「みぎや」などがあるとしています。また、「左やは下につゞく字ある時に用ひられる」と述べています。「也」を字母とする平仮名の中でも、「や」は下に文字を続けて書く時に用いられますから (参考)、「左や」は「や」のことであると推測できます。「右や」がどの変体仮名を指すのかは、説明がないのでよく判りません。

 

 1899年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/863176/12>

 1903年 <https://dl.ndl.go.jp/pid/854017/1/15>

 

 上の字は活字の片仮名の「ナリ」です。

 

 上の字は戸籍統一文字の平仮名と片仮名です。

 

 上の字は Unicode/学術情報交換用変体仮名の平仮名と片仮名です。

 

 

参考文献


 井田秀生 (1909)『書道手引』博文館, <https://dl.ndl.go.jp/pid/852611/1/108> 2023年7月29日閲覧.

 

 

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