「卸/御/御/御/禦」成り立ち


最終更新: 令和6年2月24日

 

【卸】【御】【御/御】【禦】

 もともとは「統御」の「御」を表していたと考えられます。人が「午」の前で坐っている形です。「午」は、発音を表す記号です。

 

 

解説


用法
御 立御字たておんじ (上々)
御 引捨御字ひきすておんじ (中)
御 -
御 -
御 箱御字はこおんじ

(下)

御 -
御 -

 

 言葉の頭に付ける「御」は、相手が目上の人か、目下の人かによって字の形を変えることがありました。同じような使い分けは「樣/様」「殿」にも見られます。

 

 1882年『五號活字総數目録全』27葉表, 大阪北久太郎町活版製造所, 印刷圖書館蔵, 蔵書NO: ZZ002.

 1886年 <https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/880527/26>

 

 上の字は活字の「御」です。

 

 1882年『五號活字総數目録全』27葉表, 大阪北久太郎町活版製造所, 印刷圖書館蔵, 蔵書NO: ZZ002.

 

 上の字は活字の「御」です。

 

 

 

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